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HAMU INDEXいしのだなつよ →'00.1.14 高校受験の時の話

高校受験の時の話
今日は、なつの受験の、高校受験の時の話を、ちょっとしようかなーと思っています。

あんね、なつの受験する時ね、神津島っていう島から一人出て来て、回りにお父さんもお母さんもいないし、知ってる友達もいないし、 全然知らない土地にこう一人で、行くのはねスッゴイね、ドキドキだったんだけど。

なんか、なつは、ジンクスっていうか、友達に手紙を貰ったのね。「お守りだよ」って言われて。受験の前に、テストを受ける前に、読んでねって言われてたのがあって。
学校に辿る道でちょっと、こう、さらさら〜っと広げて、読んだんだけど。その子達もみんな受験だったから、皆で頑張ろうねって、なつ一人じゃないし、皆も受験頑張ってるし、やれば出来るよ!っていうなんか、これを持ってれば大丈夫だよ!みたいな、そういうお守りの手紙だったのよ。
もう、なつは一人ぼっちで心細くてさ、その手紙だけが頼りでさ、『あぁ〜なんて良い友達なんだ』と思いながら、こう、懐に、胸ポケットのところに、こうしまってさ、どうか!どうか!ってやってたんだけど。

なんかね、思い出した、今思い出したんだけど
頭の良い人のシャーペンの芯を、貰って、それを、使って受験をすると、その人のパワーがのりうつるらしくて、 良い点数がとれるよっていうおまじない、みたいなのとか流行ってたね。

それで、テストとか受けたりとかしたんだけど、やっぱね、心の支えみたいになったから、凄い良かったと思うんだけど。

んとね、受験の、受験発表、結果を知らせるのがあるじゃん。
あれもね、皆さぁ、お父さんとか、お母さんと一緒にさぁ受験結果発表のところに、見に来てたりとかするんだけど。なつだけさぁ、一人ぼっちでさ、お父さんも、お母さんも、働いてるから、ね、いちいちそんなんで出て来れないから、一人で行かなくちゃ行けなくて。
でも、一人で、誰にも「ドキドキするね、あるかなぁ」っていう話し相手さえもいなくて、さらに緊張は高まり、って感じで。
もう、張り出してある看板みたいなところ、受験番号が張り出してあるところまで行くのに、すっごい、何回も何回も、こう行ったり来たり、行ったり来たりして、
「あぁやっぱり無いかも、あぁでも有るかも、どうしよ、どうしよ」とか、ずっとずっと思いながら、遠目にチラチラ見たり、他の人の様子を伺ったり「あっあの子受かったんだ」とか「あっあの子泣いてる、落ちちゃったんだ」とか色々思ったりとかしながら、何往復もしたよ本当に。

もう、やだって言うくらいやったんだけど、結局最後はこう、受験票見ながら、探して探してこう、なんかね、
自分の受験番号があった瞬間、すごい、世界がシーンとなって、真っ白にパーッっとなって、その数だけが浮きぼりになる感じ? でも待って、まだ罠かもしれないと思って、ちゃんと良く確かめて無いと、ちょっとこう、桁が違うかもと色々考えて、何回も何十回も確かめてから「あったぁ」と思って、凄い嬉しかったんだけど、誰にも嬉しさを表現する人がいないから、急いで電話ボックスに走って、中学校の担任の先生の所に電話をかけて。
「せんせぇ!」とか言って泣きながら、
そしたら「どうしたの、だめだったか?」とか言われて「受かってたよ、奈津の数あったよ」とか言って 凄いそんな、緊張したのを覚えてるけど。
あればっかりはね、やっぱりドキドキするしねぇ。

でも、あんね、ちょっと良い言葉があって、なんかの、ディズニーランドかどっかに書いてあった言葉なんだけど、
『想像出来ることは実現できる』
っていう言葉があって。
だから、受かってる受かってる、自分の受験番号がそこにある、っていうのを想像しながら行けば 、絶対に現実に起こる、と思って、その時もちょっとやったりしたんだけど。
だからね、みんなも、明日受験だよね、センターだよね。
その時に、大丈夫だ、受験会場でスラスラ解けている自分がいるっていうのを想像しながら行ったら、上手い具合に現実になるんじゃないかな、と、思ったりします。

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