HONEY BEE DANCE!
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MONDO21 みつばちDANCE! #4 2002 March 23
高橋美佳子・浅野真澄・中原麻衣

浅野 

だって昔はさ、皆さ、火星に人がいるかも?って思ってたんだよ。
こういうさ、クラゲみたいな・・・

中原 

いるんでしょ?えっ、いないの?

浅野 

火星に人?

中原 

うん。

浅野 

もしかして見たことあるの?

中原 

火星ってさ、なんかいるんでしょ?

高橋 

なんか、火星に、いる・・かも、みたいな。

浅野 

えっでも、『いない』って確認されたんだよ。

中原 

なんで?

浅野 

えっ?だって科学のさ、技術が発達して、火星に行って、
昔はね、火星っていうのはね、こーいう形してて、三角で、そうそうそれで、
『ワレワレハ・・』って喋る人達が・・・

高橋 

フロムAのキャラクターみたいなやつ?

浅野 

そうそうそうそう。

高橋 

火火金金みたいなね。

浅野 

そうそうそうそう。あーゆうのがね、いーっぱいいるって信じてたのね。
だから、地球上でイカが採れなくなったら火星に行って採ればいいやって思ってたの。

高橋 

そうなの!?

中原 

火星侵略!?

浅野 

だってイカじゃん。

高橋 

そりゃ、ますみんの勝手な思い込みでしょ?

浅野 

ううん。だってあれ、イカとかタコでしょ?
だから、イカとかタコが、もし地球で絶滅して、どうしてもね、
イカ刺しとかが食べたくなったり、イカソーメンが食べたくなったら、
『火星に行けば良いんだー』ってみんな安心して思ってて、イカとかタコいっぱい採った・・・

高橋 

ちょっと私たちがバカだと思って、なんか思い込ませようとしてるでしょ?

浅野 

(首を振りながら)ううん。ううううん。
ところが、ところがどっこい!
みんなが安心してイカとかタコを、いーっぱい食べてたのに、
火星には、イカもタコもいなかったぁ、ってのが分かって、
皆、『あぁどうしよう。じゃあイカとかタコはどこで補給すればいいの?』
って焦りだして、急にNASAの技術とかが発達して、みんな宇宙へ行くようになったんだよ。

中原 

えっ?じゃあ・・

高橋 

うそだよー!!

浅野 

ホント、ホント。

高橋 

だってイカとタコ食べない国ってあるらしいもん。

浅野 

そうだよ。でも、それ以上に食べる人達がたくさんいるの。

高橋 

何でイカとタコを求めて火星に行くの!?

浅野 

だってイカソーメンが無くなったらどうする?

高橋 

我慢しようよね。

中原 

うん。

浅野 

だってさ、だってさ、だってさ、
美佳子ちゃんがね、生(き)で日本酒を飲むときに、イカソーメンがなかったら暴れるでしょ?

高橋 

ちょっと待って。

浅野 

ぱよー!!ぱよー!!って。

高橋 

生で日本酒飲まないし!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

浅野 

皆そうやって思って、NASAの人達も、日夜がんばってるんだよ。

高橋 

絶対、嘘!
ホントな分けないでしょ。そんな為にNASAの人があんな!・・・

浅野 

宇宙って不思議だよね!!

中原 

うっ、宇宙。

浅野 

宇宙って不思議だよ。

高橋 

ロケット作ってさ、あんなお金かけてさ。

浅野 

あれは、イカソーメンとタコの唐揚げの為なの。

高橋 

絶対嘘−!!

中原 

でもさ、美佳子ちゃん、そう言ってみれば、じゃ何の為に宇宙に行ってんのか分かんないよ。

浅野 

そうだよ。

中原 

そう言えば。

浅野 

だから、イカソーメンと唐揚げの為なんだって。

高橋 

(とまどいながら)違うよぉ!

浅野 

違うよ、だけど皆が、そうやって言うとね、
『何だよ、そんなの出資しないよ』ってスポンサーたちが言うから、
『いや、我々はですね・・・

高橋 

ちょっと待って、あなたはNASAの何なのよ。

浅野 

うん・・ちょっとね。

高橋 

関係あるの!?『ちょっとね』って絶対!・・・

浅野 

昔、昔ちょっとね。

高橋 

嘘!青森だったじゃんずっと。

浅野 

秋田、秋田、青森じゃない。

中原 

秋田。

浅野 

青森じゃない。

中原 

そう。和製とか言ってたじゃんねえ。

高橋 

関係ないじゃんねぇ。

中原 

うん。

浅野 

わたし悪いけど顔パスよ。

高橋 

NASA?

中原 

連れてって。

高橋 

嘘だよねぇ?

浅野 

ホント、ホント、ホント、ホント。
だってNASAの近くの駅まで行ったら、そこからNASAまで赤い絨毯しいてあるもん。

高橋 

嘘だってばー!!

浅野 

ホント、ホント。

高橋 

なんでこの子ー!
『なんか本当かも』ってちょっと思ってきた自分が恐ろしい。

浅野 

ホント、ホント。

高橋 

恐いこの人の話術。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

浅野 

宇宙船・・っていうかUFOってさ、
絶対さ、こういう円盤の形しててさ、(指でUFOの絵を描きながら)こういう風になっててさ。

中原 

うんうんうんうん。

浅野 

(ピンクレディーのUFOの振り付けをしながら)♪たららららら、って行進するのなんだか・・

浅野 

(全員でピンクレディーのUFOの振り付けをしながら)♪チャーチャーチャーチャー

高橋・浅野・中原 

♪アアアアア

浅野 

UFO!

中原 

なにやっちゃうの。

高橋・浅野 

♪チャチャ チャチャ

高橋 

これがやりたかった分けじゃないの!
もう私はNASAの話が・・もうダメだ、今日たぶん夜眠れない。

中原 

じゃあさ、ミステリーサークルの作り方教えて。

高橋 

そうだよミステリーサークル。
あ!あたし知ってる、ミステリーサークル。

中原 

どうやって作るの?

高橋 

あれはあの、学校のよく、あのー

中原 

トンボだ!

高橋 

そうそう、そういうのを、こうやってグルグルグルグル・・グルグルグルグルって。

中原 

一晩で作っちゃうんだ。

高橋 

そうそうそうそう。

中原 

へぇー。

高橋 

そうそうそう、そうよ。

浅野 

何それ?

高橋 

麦畑とか、ね?大きいところに・・

中原 

ミステリーサークル知らないの?

浅野 

知ってる、知ってるけど、それ知らない。

中原 

トンボ。

浅野 

トンボ?

中原 

グランドを直すやつだよ。

浅野 

あっ!

高橋 

こうして、麦畑の麦をこうして、
トンボでグルグルグルグルって書くとミステリーサークルが出来るの。

中原 

でもさ、凄く最近複雑な形してない?

浅野 

あっ、あのね、あのね、NASAの人にそう言えば聞いた。

中原 

どうやって作るの?

浅野 

あの、ミステリーサークルっていうのは、
体育会系のね、たとえば野球部とかで、こき使われてる下っ端が、
先輩に怒られたくないから、トンボ練習した後なんだって(含笑)
夜中に麦畑で・・

高橋 

いまちょっと自分で(笑)

中原 

いまのちょっと。

高橋 

失敗、この嘘失敗。

浅野 

『う、先輩に怒られたくないっス』とか言って、トンボを持ってって夜中に。
そんで、麦畑で作ったらあんな大騒ぎになっちゃって、
今さらね『すいません俺っス』とか言い出せなくなっちゃって・・

高橋 

それってネッシーがさ、ネッシー実はいなかった、
っていうのと一緒じゃないのよ。

浅野 

だからそれと一緒。

中原 

へぇー。

浅野 

でもねでもね、観光名所になってるから、
野球部員の人達が、トンボ練習した後だっていうのは『言わないで』って言われたのに、
いま言っちゃった、どーしよー。

中原 

パナマの人だっけ?

高橋 

パナマの人なの?

中原 

ミステリーサークル・・

高橋 

作ってるの?

中原 

どこだっけあれ?

浅野 

あれはね、あちこちにあるの。
でもね、全部やってるのは、日本の野球部員だから。

中原 

日本男児なのー!?

浅野 

ほんと、ほんと。
はっはっふっふっふ、はっはっふっふっ、てあそこまで走っていって・・

高橋 

日本の野球男児は甲子園で忙しいのー!

中原 

そうだよー!

浅野 

だから下っ端、下っ端、トンボを使わなきゃイケない下っ端。
そんで一生懸命こうやって、がーってやってんの。

高橋 

下っ端だって忙しいんだって!

中原 

ねぇー。

浅野 

『先輩に怒られるのが恐いっス』とか言って。

中原 

でも先輩見ないじゃん。

高橋 

そうだよ、それに一日で帰ってこれないし、アメリカとかから。

浅野 

帰ってこられるの。

高橋 

どうやって?

浅野 

トンボってね、トンボって知らなかったでしょ?あれ、またがって、スーっと・・

中原 

今、言うと思ったのあたしー!

高橋 

絶対言うと思った!

浅野 

ホントにあれ凄いんだよ、結構体力いるけどね。

高橋 

そんなに嘘つくんだったら、私も嘘つきたくなってきた。

中原 

ねー。

浅野 

ビョーンだよ、ビョーンだよ。

中原 

そうだよね。

高橋 

くやしいー。

浅野 

知らなかったでしょ?あなたたち。

高橋 

知らなーい、そんなこと。

浅野 

わたしトンボ乗らせたら凄いわよ。

中原 

トンボ乗ってみて、じゃあ。

高橋 

そうだよ、乗ってみてー。

中原 

乗ってみて−。

浅野 

今ここにあったら乗れたんだけどなー。

高橋 

(スタッフに向かって)トンボないんですか?トンボないんですか?

中原 

トンボの代わりにホウキでも良いんじゃん?

高橋 

あっ、そうだよ、ホウキでも良いんじゃん?

浅野 

あっ、それダメ、それダメ。

高橋 

なんで?

浅野 

トンボじゃなきゃダメ。
しかも野球部員が使い古してる、ボロボロのトンボじゃないとね、上手く飛べないの。
ざんねーん、みんなの前で披露したかったな。

高橋 

なんか、最近お疲れ気味なのかね?
なんでこんなホラ吹きたくなっちゃたんだろうね。

浅野 

なんだよー!先週とんぼのメガネは水色メガネって嘘ついたくせに。

中原 

ホントだもーん。

高橋 

嘘じゃないってばー。

中原 

ホントだもーん。

浅野 

ふーんだ。

中原 

あのあと聞いたんだけどね、あのね、透過性なんだって、酸素透過性だよ。

高橋 

あっ、ん?

浅野 

酸素透過性レンズ?

高橋 

光の角度によって、のことなんだよね。

中原 

あっ、そうなのかな?

浅野 

それと、空の色が映ってるのは違うじゃん。

高橋 

違くないよ、ねー。

中原 

うん。

浅野 

♪とんぼのメガネは水色メガネ

(ここで、高橋がトンボの代わりにT字形のホウキを持ってくる)

中原 

(ホウキを指差して)トンボー。

浅野 

♪青いお空を飛んだから

高橋 

(ホウキの匂いを嗅いで)あっ、野球部員の匂いがする。

浅野 

しないよ!

中原 

ちょっと漂ってるもん。

高橋 

匂いする、匂いする。

中原 

する。

高橋 

凄いよ、野球部員の匂いが。

中原 

これね、甲子園行ってると思う。

高橋 

行ってるね、行ってる。三回戦ぐらいは・・・

中原 

絶対行ってる。

浅野 

これトンボじゃない、思いっきりホコリついてるし。

高橋 

トンボだよ。

中原 

これトンボだよ。トンボと思い込めないようじゃ役者失格ね。

高橋 

そうだよ、わたしハリーポッターに弟子入りしてたもん。
大丈夫、これはトンボだって、やって。

中原 

そうだよ。

浅野 

・・・分かった。

高橋 

飛びなさい。

浅野 

(急にお腹を抑えて)あいたたた・・・急にお腹が痛くなってきた。
お医者さんに止められてたんだ、トンボで飛ぶのはもう止めなさいって。
そうじゃないとあたしの寿命が・・う、う、ぅ・・・